タイムラプスインキュベーター
インキュベーターとは?
体外培養する胚は卵管・子宮内に近い環境に設定された(温度、酸素濃度など…)
インキュベーターと呼ばれる機械の中で培養を行います。
当院のインキュベーターの種類
- 通常のインキュベーター
- タイムラプスインキュベーター
基本的な構造は同じですが、観察方法に違いがあります。
タイムラプスインキュベーターとは?
タイムラプスインキュベーター
内蔵しているカメラで一定の時間間隔で自動撮影を行い、インキュベーターから胚を取り出さずに、安定した環境のまま観察を行える機械です。夜中など培養士がいない時間の状態も観察することが可能です。妊娠率・出産率の向上が期待できます。
タイムラプスインキュベーターの利点
胚へのストレス軽減はもちろん、通常のインキュベーターでは観察ができなかった胚の発育状態をみることができます。得られた情報から、より適した移植や凍結胚の選択ができます。
①確実な受精判定
前核は、受精判定の指標の一つです。前核は時間とともに消失します。稀に、前核の出現時間がズレる胚があります。通常のインキュベータの場合、観察時間(朝7時)の状態でしか判断ができません。タイムラプスインキュベーターで培養することで、前核の出現や異常を確実に判定できます。
➁発育過程が観察できる
正常な分割
③胚盤胞の凍結時期の判断
胚盤胞は拡張と収縮を繰り返しながら大きくなります。体外培養の時間が短いほど、着床率は向上するため、適切なタイミングで凍結を行うのが望ましいです。
通常のインキュベーターでは、観察の時点での大きさを測定し、凍結が出来るか判断を行います。
