着床前診断
受精卵着床前検査(PGT-A・PGT-SR)について
PGT-Aとは
PGT-Aとは採卵によって得られた卵子を受精させ、胚盤胞という段階まで培養した後に、その細胞の一部を採取して、その胚の染色体の本数を調べる検査です。
染色体の本数に過不足のある胚は、着床できなかったり、着床しても流産につながる可能性が高いことが知られています。
みなとみらい夢クリニックは日本産科婦人科学会の「PGT-A・SR承認実施施設」です。
メリット
- 流産のリスクを減らすことができます。
- 着床率、妊娠継続率の向上が期待できます。
参考資料:日本産婦人科学会ARTデータブック2023年
Iwasa T, et al. Reprod Med Biol. 31 May 2023.
デメリット
- すべて自費での診療になります。
- 細胞採取時に胚へのダメージが心配されます。
- 検査の精度は100%ではありません。
- 検査をしても、染色体の異常以外が原因となる流産は防ぐことができません。
PGT-SRとは
PGT-SRの検査方法は、PGT-Aと同じで胚盤胞まで発育した受精卵の一部を採取して、子宮に戻す前に染色体の本数や構造の異常を調べる検査です。
夫婦いずれかに染色体構造異常(均衡型染色体転座など)が確認されている不育症(もしくは不妊症)の夫婦が対象となります。
PGT-A・SRをご理解いただくために
PGT-A・SRを検討している患者さまは、日本産科婦人科学会に掲載されている説明文及び動画をご覧ください。
- 不妊症および不育症を対象とした着床遺伝学的検査(PGT-A・SR)
不妊症および不育症を対象とした着床前遺伝学的検査(PGT-A・SR) - 公益社団法人 日本産科婦人科学会 - PGT-A・SR動画確認シート
PGT-ASR_kakuninsheet_20241008
実施対象者について
PGT-Aの対象が拡大されました
2025年9月8日付で日本産科婦人科学会より「不妊症および不育症を対象とした着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)に関する細則」の改定が通知されました。
PGT-Aの検査対象が改定され、最近のエビデンスに基づき出生率の向上・流産 率の低下を目的として“女性が高年齢の不妊症の夫婦(現時点(2025 年9 月の時点)では女性年齢は35歳以上を目安とする。)”が追加されました。
当院でもこの改定に基づきPGT-Aの対象となるご夫婦を拡大いたします。
- 反復する体外受精胚移植の不成功の既往を有する不妊症の夫婦。
- 反復する流死産の既往を有する不育症の夫婦。
ただし,1)と2)について夫婦のいずれかに染色体構造異常(均衡型染色体転座など)が確認されている場合を除く。 - 女性が高年齢の不妊症の夫婦
現時点(2025年9月の時点)では、女性年齢は35歳以上を目安とする。
